首都ヴェルヴェール(中心街)

学生自治区ヴェルヴェール。バルーンの中心に存在する。
住民の間ではヴェールと呼ばれる。

バルーンの中では一番小さい街であるが、街ひとつが巨大な学園都市となっている。
大鐘楼を中心として様々な学問が学べるヴェル・カレッジが在る。

街の自治はプリフェクトと呼ばれる各分野の代表監督生3名と、グランドヴェルの大神官、図書館長からなる。


大鐘楼グランド・ヴェルとグランド・ヴェル大図書館

街の中心にある大鐘楼。街のシンボルでもある。
鐘は朝・昼・夕方の三回鳴らされバルーンの全ての都市に響き渡る。
休日には大鐘楼を管理する大神官の元、バルーンの守護者カイオーガに祈りがささげられる。
グランド・ヴェルの前には広場があり、お祭りなどが行なわれる。

グランド・ヴェルには図書館が併設されており、
無の庭:トランキリテの図書館に蔵書数こそ劣るものの豊富な知識書・技術書が並ぶ。
他庭の訪問者や観光客、一般市民はもちろん、ヴェル・カレッジの生徒たちがよく利用する。

双方ともにミズガタにも開放されており、完全なヒトガタになれない者も利用が出来る。
水中に対応していないヒトガタがラグーンへ行くエントラ(水中トンネル)も併設されている。


大神官

ルドヴィ/ラグラージ♂(募集中NPC)
『日々の信仰こそあなたの心を豊かにします。さあ今日も水の恵みをカイオーガ様に感謝いたしましょう』
バルーンではあまり好ましくない「じめん」タイプを有する一族として、
いかに水の庭を愛しカイオーガを敬愛しているのかをその身をもって証明した人物。
彼が水上の大神官として存在するおかげで「じめん」タイプの地位が向上したと言っても過言ではない。
その高い魔力で一日三回の鐘を鳴らしている。
勤勉で優しく生真面目。カイオーガへの信仰は少し盲信気味。


図書館長

フェリーサ/ラブカス♀(募集中NPC)
『本は大切にね、きっと素敵な世界に連れて行ってくれるわ』
図書館長 兼 学術院ヴェル・カレッジの学長、豊富な知識を持つ。
しかし常識的な知識に反して夢見がちな発言が多い。
またその手の不思議な魔法が得意であり、静かな図書館を魔法でいっぱいにして来館者から咎められる事もしばしば。
元はミズガタでありカレッジで学び完全なヒトガタになった。彼女に憧れるミズガタは多い。

学術院ヴェル・カレッジ

グランド・ヴェルとは広場を挟んだ向こう側にある巨大な学校。カレッジと呼ばれる。
学ぶ意思のあるものなら、人格と意欲を問う簡単な試験を受け誰でも入学する事が出来る。また幼い子供向けに開放される教室もある。

カレッジでは様々な分野の学問、技術が学べる。
数学や地理、歴史などと言った座学。
経営や販売、料理やもてなしなどの商業。
楽器演奏や声楽、絵画などの芸術。
主にこの3分野に分類され各分野で最も信頼される生徒が監督生:プリフェクトとなる。
プリフェクトは年に一度就学学年数や年齢は問われず、実力が伴い人望の高い者が生徒間の投票で選ばれる。


青の水晶

ツァンナ/サメハダー♂(募集中NPC)
『勉強出来る奴が頭のいい奴って訳じゃねえよ、ちゃんと使えなきゃ。そうだろう?』
座学系プリフェクトの青年。
ラグーン出身の元ミズガタだったが、一年足らずで殆どの魔法を覚えてしまい直ぐに完全なヒトガタになった。
勤勉家の筈だが、ふるまいは何処か不真面目で飄々としている。
女子生徒から人気があるようだが憧れの人が居るんだとかいないんだとか。


赤の水晶

ロレッタ/オクタン♀(募集中NPC)
『私の作った料理が誰かを笑顔にする、これ以上の魔法はないでしょ!』
商業系プリフェクトの女性。
既にオーロのヴォーノ通りに店を持つ有名シェフの一人だが、更に学ぼうと週に三回は昼店を休んでカレッジに通学している。
時には調理授業の講師すら頼まれるが、彼女いわく自分はまだまだ学ばなければいけない事が山ほどあるらしい。
主に下級生からの支持が多いが、彼女に直接声をかける男性は少ないようだ。


緑の水晶

フォーリア/ニョロトノ♂(募集中NPC)
『あのね おうた うたってあげるよ!きっときっと たのしいきぶんに なるよっ』
芸術系プリフェクトの少年。
年少クラスからは異例のプリフェクトであり、全てはその歌唱力による。
その歌には不思議な魅力があり、聴く者の心を癒すとさえ言われえるが彼に不思議な力はこれっぽっちもない。
グランド・ヴェルの前で歌っている事が多く、ヴェールでは一番の有名人。
歌以外はまるっきり普通の子供だが、プリフェクトとして選ばれている以上子供なりに街の自治に協力しようとしている。