製造区ヴェル・アルジェント(銀色の街)

職人組合自治区ヴェル・アルジェント。バルーンの西側に存在する。
住民の間ではアルジェントと呼ばれる。

ガラス職人や時計職人、細工職人など造り手が住まう街。
特別きらびやかなオーロとは違い、物静かでゆったりと時間が流れている。
バルーンの中でも比較的地味、と言う手前もあって若者が寄り付きたがらない。
ちょっと変わったな住人が多いのも特色のひとつである。

アルジェント職人協会 -アルジェン・フラテッロ-

アルジェントでの自治を担当する職人協会。
癖の強い職人たちで街を運営するからにはそれなりの規律が存在し、全体的にゆったりとしたバルーンの中では厳格に見える組織。
各々の製作活動があるため最短最小効率で最大限の成果をモットーにしているが、
職人が多いせいか良い物を作る、良い街である為にはどんな妥協も赦さない。

オーロとは違い組合長一人の手腕にすべてを任せており、組合長は世襲制である。
組合長はお頭として街の職人全員が言う事を聞く存在である。


組合長

ルスィオ/ジュゴン♂(募集中NPC)
『仕事を軽く見る奴は、ソイツの中も薄っぺらなのだよ。そんな奴はこの街に居て欲しくはないね』
3年前に組合長を継いだ若頭、同じく3年前にラグルスの工房を継ぎ今も変わらぬ実績で信頼を得るラグルス装飾士。彼の作品に魅了される顧客は多い。
外見は若く見え、実際若いが職人歴は17年を超える。
物腰は穏やかだがアルジェントの職人である為いささか偏っている。自覚はあるが治す気はない。

組合長補佐

クラリチェ/タマザラシ♀(募集中NPC)
『いつかはシショーみたいなラグルス職人になるんスよっ!だから全部ぜーんぶ頑張るんス!』
組合長補佐はただの成り行きでなった、本当はただの弟子。修行は5年目。ようやく研磨道具に触らせてもらえるようになった。
見た目はオーロに居そうな華やかな少女、黙っていれば綺麗系だが喋ると台無し。元気なおてんば田舎娘である。
また完璧にヒトガタになりきれていないミズガタ。どうにかする為に昼はカレッジに通っている。



ルーナ・レトロヴィコロ

月の裏路地。
アルジェントのはずれ、数々の工房が連なる路地。
ヴェルネアン・グラスの製造職人やラグルスの細工職人が古くから工房を構えている。


ラグル水晶-クリスタル-

ラグーンで採取される良質のクリスタル。
カイオーガの魔力が水の結晶となり、街の土台となっているサンゴなどと混ざり合い出来たもの。加工前は鈍く透明な青色をしている。
加工することにより7つの海の色を宿し、バルーン特産のヴェルネアン・グラスやラグルスになる。

加工は熱加工ではなく魔力による元素分解から始まる為、カイオーガの魔力が宿るバルーンでしか行えない。
加工されたラグルクリスタルはエネルギーの蓄積装置や光学装置にもなり他庭への需要も高い。

ナーヴェ・アエロポルト

船の空港。バルーン唯一の外交拠点。飛行の庭のフライングキャリー支部もここに在る。
観光客も一度はここを通らなければヴェールやオーロ、ラグーンに降りる事は赦されない。
バルーン内の船頭協会もここにあり、ゴンドラの管理もここでされている。

入国管理を兼ねているが基本的に外の水膜で怪しい者(じめんタイプなど)は弾かれる傾向にあるので簡単に入国できる。
じめんタイプも水に囲まれた場所に居れば水膜に感知されないので入国は本当に簡単。門番も居ないし監視者も居ない。全て人柱が魔力で感知している。
その為バルーンの外へ出るのも基本的に自由になっている。

ただし、出られればの話である。